かつてＡ代表にも選ばれワールドカップにも出場したた、“元Ｊリーガー”のサッカー選手が願い空しくこの世を去った。
突然の発症から２日後の悲劇だ。

元サッカー日本代表で、現在はJFL・松本山雅FCに所属する松田直樹さんが、２０１１年８月２日の練習中に突然倒れ、４日１３時過ぎに搬送先の病院で死亡が確認された。

松田選手は８月２日10時過ぎ、同クラブが練習を行う松本市梓川梓の梓川ふるさと公園（長野県松本市）多目的グラウンド内で意識を失った松田さんは、心臓マッサージを受けながら救急車で搬送、そのニュースはツイッターなどを通じて瞬く間に日本中へと広がった。

松田選手は、16年間横浜F・マリノス（Ｊ１）に在籍し、2002年の日韓W杯では、日本代表のレギュラーとして、フィリップ・トルシエ監督（当時）が採用して話題となったディフェンスシステム＝フラット3の右サイドを支え、日本のベスト16入りに大きく貢献した。

2006年には横浜F・マリノスのチームキャプテンに就任し、常日頃から“生涯・横浜F・マリノス”を公言するなど、クラブへの愛情は人一倍強かったが、2010年シーズン終了後、マリノスから戦力外通告を受け退団。
今シーズンからＪＦＬの松本山雅FCに移籍し、松本山雅の7月末時点でのリーグ成績は9位に位置していた。