今回のオールスターゲームは東日本大震災の影響で年初予定を変更し、一部の開催地を宮城県仙台へ変更の上、「震災復興支援試合」として施行された。
本日は第３戦。

 

◆マツダオールスターゲーム２０１１第３戦　全パ５―０全セ（２０１１年７月２４日・日本製紙クリネックススタジアム宮城）　１勝１敗で迎えた第３戦は東日本大震災の復興支援を目的とし、仙台では４年ぶりのオールスターを開催。全パが「がんばろう東北リレー」で全セの「がんばろう東北打線」を０封と豪華な継投で、見事に勝ち越しを決めた。また、ＭＶＰには先制２号２ランを含む３安打３打点の日本ハム・稲葉が選ばれた。

全パは１回、１死から本多が内野安打で出塁し、続く稲葉が右翼席へ球宴２号本塁打を放ち２点を先制。３回は２死三塁から稲葉の右前適時打で３点目を追加した。４回には１死からＴ─岡田の球宴１号ソロで４点目。さらに６回は２死からＴ─岡田、中田の連打で一、三塁とし、代打・内川の左前適時打でリードを５点目に広げた。

全パは「がんばろう東北リレー」として、先発の田中からダルビッシュ─和田─摂津─斎藤─森福─増井と見事な継投を披露し、最後は岸田が９回を無失点で抑えた。また、左脇腹痛の故障から復帰した全セ先発の由規は、２回を投げ３安打２失点だった。

全パ・秋山監督「選手はいろいろな思いを込めて、全力でプレーしてくれたと思う。その中で勝てたというのは大きい。（被災地は）これからもまだまだ大変だが、全力プレー、最後まで諦めない姿勢を見せていきたい」

◆オールスターゲーム第３戦の表彰選手
▽最優秀選手賞　稲葉（日本ハム）
▽敢闘選手賞　渡辺（横浜）Ｔ―岡田（オリックス）
▽スカイアクティブテクノロジー賞　斎藤（日本ハム）