今回の「ひろしま男子駅伝」では、とある“箱根のヒーロー”が欠場していたのをご存知だろうか。
優勝は栃木が大会初制覇を果たし、開催地･広島県が３位入賞した裏で、入賞できず涙を呑んだチームも少なくない。
 

箱根駅伝５区で３年連続区間賞を獲得した東洋大の柏原竜二選手（３年）が、福島で出場予定だった全国都道府県対抗男子駅伝（１月２３日、広島）を右膝痛など体調不良のため欠場することが２２日、決まった。大事には至らず、２月２６日の福岡国際クロスカントリー１０キロで復帰する見込み。

柏原は３区（８・５キロ）に出走予定だったが、東洋大と福島県チームの話し合いにより欠場が決定。「今の状態で走っても迷惑がかかるし、本人のためにもなりませんので」と東洋大の酒井俊幸監督（３４）は状況を説明。右膝、左かかとに痛みがあるが、重傷ではなく、約１か月後の福岡国際クロカンには出場できる見込み。不整地の野山で争われるクロカンは“山の神”が得意とするところ。福岡国際クロカンは、世界クロカン（３月、スペイン）の日本代表選考会を兼ねており、柏原は、いよいよ世界へ勝負に出る準備を進めている。

欠場は福島県チームにとって痛かったが、柏原選手自身の怪我が軽かったのは幸いか。
平坦主体の広島のコースのこと、無事出場していればどんな走りを見せていたかな（＾＾；