２０１０（平成２２）年の高校野球「センバツ」が本日決勝。雨天中止･順延で開催が延びましたが、無事全日程を消化。

第８２回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力）の決勝が２０１０年４月３日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、２年連続４回目出場の興南（沖縄）が、延長十二回１０－５で８年ぶり１７回目出場の日大三（東京）を破り、出場３２校の頂点に立った。沖縄県勢としては、センバツ初出場からちょうど半世紀の節目で、２００８年（第８０回）大会の沖縄尚学に続き３回目の優勝となった。

先制したのは日大三。二回に２四球と敵失などで２死満塁の場面で、島袋選手が一塁へけん制悪送球。ボールがファウルグラウンドを転々とする間に２者が生還。無安打で２点を奪った。日大三は三回、先頭の平岩選手が２球目の外角直球をバックスクリーン右に運び、１点を追加した。また、日大三の山崎選手が左前に今大会１３本目の安打を放ち、個人大会通算最多安打記録に並んだ。

興南は五回、５番・銘苅選手の左前打を足場に２死満塁とし、国吉陸選手の左前適時打で１点を返した。六回、興南の先頭・我如古（がねこ）選手が安打。今大会の安打数を１３とし、個人大会通算最多安打記録に並んだ。我如古は続く真栄平の２球目に二盗。２死後、山川選手の中前打で生還。なおも一、二塁から島袋、大城滉の連続適時打が飛び出し、この回計４点を奪って逆転した。

日大三は六回、１死から途中出場の大塚選手が中堅右にソロ本塁打。続く鈴木選手が二塁手後方に落ちる三塁打。小林選手のスクイズ（記録は内野安打）で追いついた。試合はそのまま延長戦に入った。

興南は延長十二回１死満塁、安慶名選手の内野ゴロを三塁手が本塁悪送球する間に２者が還り、勝ち越した。続く島袋選手の中越え２点二塁打などで、この回５点を入れた。

興南の先発・島袋選手は１９８球を投げ抜き勝利投手となった。

夏や次回選抜ではどんなドラマが待っているか楽しみ♪
球児（新入部員も含めて）の皆さんは夏へ向かっていざ発進！