阪神タイガースのみならず日本球界を代表する選手がついに決断した。
まさに平成２１年師走の衝撃、果たして阪神球団の運命は！？

プロ野球（ＮＰＢ）の阪神タイガース・赤星憲広外野手（３３歳）が２００９年９日、兵庫・西宮市内のホテルで記者会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。
持病の首痛が「中心性脊髄（せきずい）損傷」で、悪化すれば生命にかかわると診断され、球団の引退勧告を受け入れた。
５年連続盗塁王などのタイトルのほか、２００４年に社会貢献が評価され「ゴールデンスピリット賞」を受賞したスピードスターが、志半ばでユニホームを脱ぐ。

赤星が甲子園のセンターのポジションに立った。盗塁数に応じた台数の車いすを贈呈する毎オフ恒例の、そして最後の式典。室内練習場で行う予定だったが、赤星が「この場所でやりたいと無理をお願いした」。９年間、守り続けた定位置。そして、“最期”の場所に、背広姿で別れを告げた。
球場近くのホテルで開かれた引退会見では「３回ぐらい（涙が）出そうになった」。だが「泣いたら、いろんなことを後悔しそう」と気丈に、約４０分間、語り続けた。「日本全国の病院に行ったけど『現役を続けるのはかなり危険。今度再発してしまったら、最悪、命の危険もある』と言われた」
９月１２日の横浜戦（甲子園）でダイビングキャッチを試みた際、首の持病を悪化。その場で動くことができず、以後復帰することはなかった。
その後「中心性脊髄損傷」と診断され、赤星の身を案じた球団は１０月下旬から引退を勧告。赤星は「まだ、できます。１年でも様子を見てほしい」と固辞し、リハビリを続けたが、１２月上旬になって引退を決断した。

「危険なプレーはしないようにすればいいとも思った。だけど、ボクは（体が小さいので）１００％の力を出さないと勝てない。セーブして、恐怖心をもってできるのかと考えると、プロとして身を引くべきと思った」
２００７年５月にも試合中、ダイビングキャッチを試みた際、首を痛め「頸椎（けいつい）椎間板ヘルニア」と診断。実はこの時から、ダイビングキャッチの禁止を医師から通達されていた。
「後悔はしていない。野球人の本能。ビビって跳ばなかったら、逆に後悔している。捕れなかった、捕りたかった、という思いの方が強い」。文字通り命をかけて白球を追った。

今後は未定だが、将来は指導者として阪神に戻る可能性が高い。「でも、今の体のままでは、そういう話も受けられないから」と当面はリハビリ生活を送る。「完全燃焼はできていない。このけがさえなければ…。まだ、現実を受け止められない」。身長１６９・５センチの小さな体でグラウンドを駆け回った赤星は、その野球人生も、終わるのが早すぎた。

レッドスターＮｏ．５３引退かぁ。。。
阪神ファンとして寂しい限りです。(T_T)

半角モードでミスって勝手に投稿されたので修正（＾＾；