大阪家裁は２００８年９月２５日に開かれた少年審判で、同年３月２５日にＪＲ岡山駅のホームで発生した男性突き落とし殺人事件で逮捕された被疑者（大阪府大東市、当時１８歳・♂）に対して、被疑者を検察官送致とする決定を下した。送致先は大阪地検。

担当裁判官は「刑事処分以外は相当ではない」と、決定理由を述べた。
被疑者については、精神鑑定で「対人関係の構築が困難な発達傷害」と診断され、（中略）「未熟な思考から犯行に至ったことには被疑者の特性が強く作用していたが、刑事責任能力を著しく減殺するわけではない」として、逆送が相当と判断した。
一方、被疑者の弁護側は「決定は不服。少年院での早期教育を受けさせるべき」とコメントした。

今後は成人事件と同様、刑事訴訟として大阪地裁に舞台を移すようですが、第１審開始が裁判員制度適用後になるかは不明。
本事件の裁判は、従来制度のうちに開始すべきか、裁判員制度導入以降に開始すべきか、皆さんはどちらが良いと思いますか？私は、裁判員制度開始してからでも遅くはないと思います。むしろ多くの人々の意見が反映される（裁判員制度）ほうが適切でしょう。