２００９年８月に東京都港区で耳掻き専門店の店員とその祖母がストーカー男性に刃物で刺された事件ですが、耳掻きエステ店勤務の女性がファンらの願いむなしく息を引き取った模様。

平成２１年８月東京都耳かき店員ストーカー殺人事件
警視庁愛宕署の発表によると、東京都港区の民家で住人の無職女性・Ａさん（７８歳）とその孫で耳掻き専門店「山本耳かき店　秋葉原店」（千代田区外神田）勤務の女性・Ｂさん（２１歳）が、耳かき店の常連客男性で千葉市美浜区の会社員・林貢二被告（４１歳、殺人・同未遂罪で起訴済）に殺傷された事件で、意識不明の重体のため都内の病院へ入院中だったＢさんが「９月７日に死亡した」ことを公表した。
事件直後に亡くなったＡさんと合わせて殺傷現場の被害者がいずれも死亡したことになる。

起訴状などによると、林被告は２００９年８月３日、港区西新橋１丁目の民家において、耳かき店の従業員だったＢさんの実家へ押しかけ、まず１階で応対したＡさんを刃物で刺し、続いて２階へ上がりＢさんを発見して刺してＡさんを死亡させ、Ｂさんを意識不明の重体（後に死亡）に陥れたとされる。その騒ぎを聞いた付近の住民が１１０番通報し、警察が駆けつけて林被告を殺人と殺人未遂の容疑で現行犯逮捕し、その後同罪で東京地検に起訴されたもの。

容疑について、林被告は「（Ｂさんに）交際を断られてやった」と供述。
動機

関係者などへの取材によると、山本耳かき店は都内に複数の店舗を展開しており、事件前にＢさんから店側へ「客（林被告）がしつこく交際を迫っていた」という相談があったため、つきまといの疑いで林被告を出入り禁止にしていたらしい。
また、Ｂさんは「（山本耳かき店）秋葉原店の売り上げＮｏ．１」を誇る“人気嬢”だったといわれている。

この事件は裁判員裁判になるのはほぼ確実でしょう。また、事件の悪質さから検察側がお決まりの「死刑を求刑」のもほぼ確実だと思われます。
モテる女とモテない男とのあまりにも大きい格差。小泉政権以降進められた“構造改革”の煽りで既得権保有者とそうでない弱者との格差が拡大し、弱者には十分な立ち上がりのチャンスが与えられていない上に、恋愛すら平等なチャンスが無い格差社会の問題点が解決されないまま置き去りにされた“恋愛弱者”による凶行。
今回のような“ストーカー殺人”は、犯人の生い立ちから徹底的に調べて公表しないと的確な判断は不可能だと思います。
こういう犯罪者は許せなくて「死刑も止む無し」かもしれませんが、生い立ちその他の理由で“温情”判決が出る可能性も考えられます。闇雲に「林貢二（被告）は死刑！！」と判断すれば“アンチ死刑”論者らの反発が必至だし（爆）