ポストＳＳの一角を担っていた種牡馬の訃報が飛び込んできました。
２００１年の皐月賞馬で種牡馬として活躍していたアグネスタキオン号（１１歳）が、２００９年６月２２日に繁用先の社台ファーム（北海道安平町）で急死した。死因は急性心不全だった。

アグネスタキオン号のデビューは、２０００年１２月２日・阪神競馬場での芝２０００ｍ新馬戦で勝利。続くラジオたんぱ杯３歳Ｓ（現・ラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓ）も制し、クラシック候補に名乗りを挙げる。
翌年緒戦の弥生賞も勝利し皐月賞の有力馬として挑んだ本番も制して無敗の皐月賞馬に輝く。

皐月賞制覇後“２冠目”のダービーを目指していたが、故障（屈腱炎）が判明したためそのまま競走馬を引退し種牡馬入りした。
産駒のＧⅠ級初勝利は２００６年のＮＨＫマイルＣを制したロジック号（牡）で、その後もダイワスカーレット号（牝）やキャプテントゥーレ号（牡）、ディープスカイ号（牡）などを輩出していた。
２００８年度のＪＲＡリーディングサイヤーに輝くなどこれから益々の活躍が期待されるなど期待されていた。

２００９年６月２１日時点の国内種牡馬リーディングは４位。
今年の２歳馬では、サマーシリーズ開幕週でデビューしたダノンパッション号（牡）がすでに勝ち名乗りを挙げている。