読売新聞朝刊で連載チュウの「ポケモンといっしょにおぼえよう！　ことわざ大百科」通算第５５回目です。

５月２０日付のことわざは「桃栗三年柿八年」、登場ポケモンは「ボスゴドラ」でした。登場面は１５面（家計）で、害虫駆除の記事の一角。（大阪本社管区・広島県東部版の場合）

この諺は「何事も良い結果が出るまでに時間がかかる」ことを意味しているそうです。

今回登場の「ボスゴドラ」の持つ立派な角は、長く伸びるまで時間がかかるとか。
ちなみに彼等の餌は鉄らしい。

桃と栗は芽が出てから実が生るまでに３年かかると言われ、柿ではなんと８年もかかると言われています。
最近の就職戦線は「即戦力至上主義」で、業種・職種によっては「低学歴・無資格・未経験」の人を育てる余裕がない（むしろ採用枠すらない）のが現状と言われています。
また近年の日本では、米国式経営手法を模倣し成果主義を採用している会社が多いせいか、就職困窮者がお情けで採用してもらってもＤＱＮな上司や幹部などに「使えない」と悟られた瞬間“歩く産廃”呼ばわり攻撃（ブラック企業にありがちないじめ行為）を受け、さらに無責任な解雇通告・路頭不法投棄謀略（これもブラック企業にありがちな逸法（コンプライアンス逸脱）行為）の餌食にされてしまい、結局技術も実務経験もまったく身に付かないまま失職（しかもろくに金が貯まらない）し、また同様にブラック企業の口車に騙される悲劇を繰り返す人が最近多いと感じています。

最近の日本は、この諺の存在を知らない（もしくは否定的な）人ばかり権力をを握っているため、ブラック企業の一掃がなかなか進まないのだと私は思っています。