夏の小倉・新潟連続開催は後半２週目。重賞は土曜新潟のＪＧⅢ・新潟ジャンプＳと日曜新潟の新設重賞・レパードＳが行われた。同時開催の第３回小倉のメインは小倉日経ＯＰ。
函館競馬場の工事による変則開催の２回札幌は第４週が行われた。メインはＧⅡ・札幌記念。

重賞競走の結果

日曜新潟・第１回レパードＳ（ダ１８００ｍ）
単勝式１番人気のトランセンド号（牡、騎手：松岡）が優勝。
単勝式３番人気だった実績馬のスーニ号（牡、騎手：川田）が２着を確保、３着には優勝馬と同厩舎の単勝式７番人気スタッドジェルラン号（牡、騎手：佐藤哲）が入った。
単勝式２番人気だったユニコーンＳ勝ちのシルクメビウス号（牡、騎手：吉田豊）は、５位入線も他馬の走路を妨害したため１０着降着に終わった。

土曜新潟・第１１回新潟ジャンプＳ（芝３２５０ｍ）
単勝式３番人気のエリモマキシム号（騸１０、騎手：五十嵐雄）が優勝。
安田隆厩舎関連ではビコーフェザー号（騸５、騎手：白浜）が単勝式４番人気で２着。

日曜札幌・第４５回札幌記念（芝２０００ｍ）
単勝式番人気のヤマニンキングリー号（牡４、騎手：柴山）が優勝。
単勝式１番人気だったブエナビスタ号（牝３、騎手：安藤勝）は２着。また、２００７年有馬記念優勝のマツリダゴッホ号（牡６、騎手：横山典）は９着に終わった。

レース後マツリダゴッホ号の横山典弘騎手は、不可解な惨敗に首をかしげた。
勝ったヤマニンキングリー号は、この後毎日王冠をステップに秋の大目標・天皇賞を目指す。

安田隆厩舎関連

日曜（２３日）小倉１０Ｒの小倉日経ＯＰ（芝２０００ｍ）へ２頭を出走させ、ラフィナール号（牡５、騎手：和田）が単勝式６番人気で６着、アップドラフト号（騸７、騎手：鮫島良）が単勝式５番人気で７着。
土曜（２２日）小倉３Ｒの３歳未勝利（ダ１０００ｍ）では、オーセロワ号（牡、騎手：川田）が単勝式１番人気で３着。

平成２１年度厩舎成績
｜１着｜２着｜３着｜４着｜５着｜着　外｜
｜２８｜２４｜１６｜１４｜１６｜　９１｜
関西３位・全国４位　入着賞金：５４６１７７０００円
８月２３日時点

トランセンド号が見せたレパードＳでの勝ちっぷりは、ヴァーミリアン号やカネヒキリ号など古豪が幅を利かせるダート路線にまさに“新星登場”を思わせる圧勝劇。ＪＢＣクラシックやＪＣダートで、鮮やかな世代交代劇をファンに見せ付けられるか期待だ。

新馬戦勝ち馬

小倉
土曜４Ｒ・芝１２００ｍ　メイショウデイム号（牝、騎手：福永）
日曜４Ｒ・芝１２００ｍ　タガノジョーカー号（牝、騎手：國分恭）
日曜５Ｒ・芝１８００ｍ　リルダヴァル号（牡、騎手：鮫島克）

新潟
土曜５Ｒ・芝１４００ｍ　コスモレニ号（牝、騎手：松岡）
日曜５Ｒ・芝１６００ｍ　ギュンター号（牡、騎手：石橋脩）

札幌
土曜４Ｒ・芝１５００ｍ　ニシノモレッタ号（牝、騎手：三浦）
日曜４Ｒ・芝１８００ｍ　サトノサンダー号（牡、騎手：横山典）

日曜小倉５Ｒのリルダヴァル号と日曜札幌４Ｒのサトノサンダー号が好内容での勝ちっぷり。重賞でも好勝負を期待できそうだ。特にリルダヴァル号はディープインパクトの甥という血統なので今後も活躍できる可能性が高い。