東で“三陸のドクターＫ”を擁する学校が甲子園出場を決めれば、西では“大和路の安打製造機”を擁する学校が甲子園出場を決めた。
おそらくドラフト会議でも各球団欲しがる事請け合いでしょう。

第９１回全国高校野球選手権大会・奈良大会決勝は、２００９年７月２５日に奈良県橿原市の県営橿原球場で行われ、７－２で天理高校（天理市・私立）が郡山高校（大和郡山市・県立）を降し、３年ぶり２４度目の甲子園出場を決めた。

プロも注目の天理・西浦直亨内野手（にしうらなおみち、３年）は、この試合でも４打数４安打２打点を挙げ、今期の奈良大会で通算２１打数１７安打１０打点（打率・８割１分）とし、レギュラーとして出場し地区大会決勝まで勝ち進んだ選手として史上最高打率という快挙を達成した。

西浦選手は、柳ヶ浦高校（大分県・私立）へ進んだ吉川将聖選手（よしかわしょうせい・１６歳、大分大会開会式へ向かう際のバス横転事故で死亡）とは、かつて所属していた少年野球チーム「橿原コンドルボーイズ」で西浦選手が吉川選手より１年先輩だった。
また、西浦選手は亡き吉川選手の葬儀へ出席した際、「お前の分まで頑張るからな」と約束した。
その後甲子園出場を決めた後にも再び約束した。「アイツの所に手を合わせに行ってきます。形見とかは（甲子園に）持って行きません。何かを持っていくより自分の甲子園でのプレーを天国のアイツは見てくれると思うので、全力プレーを見せてやりたい」とコメントした。

天理の対戦相手だった郡山・森本達幸監督（７４歳）はこの試合をもって勇退となり、１９６３年４月の就任から約４７年間に亘った監督生活に別れを告げた。
なお、後任監督はＯＢの西岡壽定コーチ（３７歳）が就任し、新チームは７月２６日より始動とのこと。

郡山の森本監督、長い間お疲れ様でしたm(__)m
今大会は、やっぱり安打製造機（天理・西浦）とドクターＫ（花巻東・菊池雄）との対戦を観てみたい♪
大会が終わってこれからプロ入りしても、この対戦は楽しみです。