夏休みが始まって日にちが経たないうちに未成年の“危険な遊び”でまた犠牲者が出ました。今回は未明の兵庫県姫路市の駐車場らしいです。

２００９年７月２３日２：１５頃、姫路市白国の駐車場にいた男子中学生から「女の子が頭に怪我をした」との１１９番通報があり、姫路市消防局の救急隊員が駆けつけたところ、姫路市内居住の姫路市立Ｘ中学校の女子生徒・Ａさん（１５歳）が頭を強く打って事故現場で倒れていた。
Ａさんは近くの病院へ搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

兵庫県警姫路署は、運転していた姫路市内居住の無職男性・Ｂ容疑者を自動車運転過失致死と道路交通法違反（無免許運転）の疑いで逮捕。Ｂ容疑者に車両を貸していたとして、一緒にいた姫路市内居住のとび職男性・Ｃ容疑者（１８歳）を道路交通法違反（無免許運転の幇助行為）の疑いで逮捕した。
警察の事情聴取によると、事故現場ではＢ容疑者が運転しており、ドリフト走行の際に走路脇でドリフト走行を見物していたＡさんを撥ねたらしい。また、死亡したＡさんを含め全員無免許だった。

死亡したＡさんは、自動車がスピードを出して方向転換を繰り返す「ドリフト走行」を見物するために、Ｂ容疑者やＣ容疑者ら他の６名と共に現場となった駐車場へ来ていた。
この他事故現場には、死亡したＡさんと同じ学校に通う同級生の男子生徒Ｄさん・Ｅさん・Ｆさん・Ｇさん（いずれも１４歳）も一緒にいた。

事故を起こした軽乗用車はＣ容疑者の友人・Ｈさんの所有で、Ｃ容疑者がＢ容疑者に運転させるために“又貸し”していたらしい。

刑事処分はＢ容疑者が一番重く、Ｃ容疑者はＢ容疑者よりは軽いと思われます。残りのリア厨４名は事故そのものではおそらく嫌疑不十分で無罪放免（せいぜい深夜徘徊による補導止まり）でしょう。
最大の争点は、加害者側の７名がどれだけ賠償金を払えるかの問題に注目されると思われます。